中国終了のお知らせ、その211・・・『季節の風物詩か。』

中国と言う国について知っている事が増えるにつれ、この国、本当に大丈夫なのか?と思う事が多く出てきます。

例えば、季節の風物詩とも言える黄砂の話題・・・。

「黄砂の嵐」で年間431億円が吹き飛ぶ―新疆
3月16日10時46分配信 サーチナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090316-00000026-scn-cn

 中国新聞社電によると、新疆ウイグル自治区環境局はこのほど、同自治区内では黄砂を巻き上げる砂じん嵐のため、毎年30億元(431億円)以上の損害が出ているとの見方を示した。

 同局の調べによると、2008年に自治区内で発生した大規模な砂じん嵐は7回で、前年よりも4回増加した。局地的なものは58回で、13回増えた。発生個所は自治区南部と東部に多く、季節は3-5月が主。ただし自治区南部では年間を通じて発生している。

 新疆ウイグル自治区は中国でも砂漠化が最も進行している地域で、砂漠面積は毎年85平方キロメートル増加している。このため、グリーンベルトが埋没する危険にさらされている。

 また、自治区内には塩分やアルカリ分を含む湖も多く、乾燥して干上がった湖底から塩・アルカリの微粒子吹き上げられている。到達距離は5000キロメートル程度にも及び、華北地方全体の植生や農業に被害をもたらしている。

 なお、黄砂はアルカリ性であるため、上空で酸性雨の原因物質との中和反応が発生して、互いに害を軽減する「皮肉な環境効果」があるとの指摘がある。

 写真は砂じん嵐・黄砂のため、視界が極端に悪化した新疆ウイグル自治区内の道路。2008年8月5日に撮影。(編集担当:如月隼人)



黄砂による被害額が毎年431億円ですか。それはそれで大変な額だけど、それで本当におわるのだろうかな。


中国の農村人口が全人口に占める割合は70パーセント、8.5億人であるとか。この数値だけ見ると、農業大国と言ってもおかしくないのではないかと。
だけど、その広大な国土に対して、農業用地は全国土の15パーセント程度の155平方キロメートル。
その農地も、水の汚染や水不足による砂漠化でどんどん小さくなっている・・・

で、その農業に携わる人たちがGDPに占める割合は10%にも満たないわけで。
人口の7割が生み出す生産性がGDPの10パーセント以下という現実。
そして、農民から絞りとられる税金は・・・
『インフラ整備費』『社会保障費』『行政費』『教育付加費』『計画出産費』『民兵訓練費』『道路補修費』といった税金・・・
各地域の村民委員会のさじ加減で決められる『電力費』『住宅管理費』『行政サービス費』という課外税。

2006年には政府が『農民税』の徴収をやめたけど、村民委員会とやらはすかさず『課外税』の引き上げを行った

実質の年収が数万円という農民達に対し、徴収される税金は50パーセントにもなるのだとか。


果たして、中国の農民が豊かになる日が来るのか。
そんな事は無いだろう。中国が最大の市場だというのは幻想に過ぎない。

今年も、黄砂が大きな影響を与え、中国の砂漠化は進み、環境汚染は進む。農民は困窮し、食べ物は輸入に頼らざるを得なくなるだろう。中国はすでに食料輸入の超過国になっている。

そろそろ、後戻りも出来ないだろうけど、13億人の人々がこれからどうなって行くのか・・・


中国国内で是非考えていただきたいもんです。



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