よ、四ヶ月前の牛乳??

以前、たしか南極観測船に乗っていた日本人の話として、同じような話しを聞いたことがある。
船の自室にあった冷蔵庫から、一年前の未開封の牛乳が出てきた。

何を思ったか、同じ船に乗り合わせた外国人の船員と賭けをした、と。

『この一年前の牛乳、飲んだら幾らだ』と。

皆、そんなもん飲んだら、腹を壊して死んじまうぞと言ったが、なんとその日本人乗組員は牛乳を飲み干して見せた、と。
その後?全く腹も壊さず、平気だったそうで。

まあ、完全に滅菌された牛乳、船に持ち込むくらいだから、長期保存タイプの密閉性の高いものだったのでありましょう。
滅菌されていれば菌はいない。包装がきちんとされていれば、外部から菌が入り込む事も無い。

まあ、それだけ衛生的な環境で作られているという証拠でありましょう。

このニュースも同じように、中国の衛生環境が劇的に向上したという話でしょうか。



賞味期限は4カ月前 問題の牛乳を特売セール-山東
6月19日20時14分配信 サーチナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000211-scn-cn

 約4カ月前に賞味期限が切れた牛乳を特売セールで販売したとして山東省栄成市のスーパーマーケットがこのほど摘発され、経営者に罰金4000元がかされた。6月19日付で斉魯晩報が伝えた。

 同紙によると、同市在住の男性がこのほど同スーパーマーケットを訪れた時に牛乳の特売セールを見つけた。牛乳1箱を買うごとにステンレス製の調理器具がおまけにつくとのことだった。男性は一応箱に表示されている生産期日を見ると5月27日となっており品質保障期間は30日間だった。

 そこで男性は牛乳1箱を購入し、その晩にパックに入った1袋を飲んだ。すると吐き気や頭痛を催したため生産期日を確認すると1月となっており、賞味期限は4カ月近くも過ぎていたことが分かった。このため男性は翌日に同市の工商所に駆け込み、事情を詳しく説明した。

 これを受けて同所の職員が同スーパーマーケットに抜き打ち検査を実施し、賞味期限が切れた牛乳7箱をその場で押収し、経営者に罰金4000元をかした。さらに同所は販売済みだった牛乳10箱も当日中に回収した。(編集担当:麻田雄二)


ちょっと、どーいう事?

男性は一応箱に表示されている生産期日を見ると5月27日となっており品質保障期間は30日間だった。
生産期日を確認すると1月となっており、賞味期限は4カ月近くも過ぎていた



つまり・・・

生産期日の改竄が行われていたという事ですか。

そんでもって・・・

>その晩にパックに入った1袋を飲んだ。すると吐き気や頭痛を催したため


健康被害も出ちゃいましたか。

日本で、消費期限を偽装した企業は、倒産に追い込まれても不思議ではありませんが、中国では・・・


>経営者に罰金4000元がかされた


4000元って、6万円弱ですか。ずいぶん重い罰則ですね。

これじゃ、食品の偽装は無くならないだろうな・・・・

だから、こんな事件も起きる、と。


自称「100%輸入原料使用の外資系粉ミルクメーカー」、ウソがばれて謝罪文―中国
6月19日12時21分配信 Record China
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000014-rcdc-cn

2009年6月17日、粉ミルク販売メーカー・施恩(広州)嬰幼児栄養品有限公司はウェブサイトに謝罪文を掲載した。同社はあたかも米企業子会社であるかのように自称していたが、実際は完全な中国企業であるとの疑惑がかけられていた。謝罪文は消費者に誤解を与えていたとして、疑惑を認める内容となっている。18日、京華時報が伝えた。

もともとの企業紹介によると、施恩(広州)嬰幼児栄養品有限公司は「世界的な食品企業」米施恩(SCIENT)社が設立したとされていた。しかし先日、ある消費者が米国では施恩社製粉ミルクは販売されておらず、虚偽の広告であるとして施恩(広州)嬰幼児栄養品有限公司及び北京カルフールを提訴した。

これを受け同社は謝罪文を発表、同社は米施恩社から商標の使用許可を受けた中国企業であること、これまでは「一流の製品を作り上げることが重要だと考え企業背景については十分に説明してこなかった」と述べ、消費者に誤解と不安を与えたことを謝罪した。

また同社は原料は100%輸入品であると宣伝していたが、同社製造品からメラミンが検出され国内産原料を使用していたことが明らかになっている。これについて同社は、今年1月1日より原料はすべてニュージーランド、オーストラリアからの輸入品を使用していると発表した。

毒ギョーザ事件、メラミン汚染粉ミルク事件など相次ぐ食の問題に不信感を抱いているのは、日本の消費者だけではなく中国の消費者も同じで、外資系のブランドには絶大な信頼感がある。同社の行為は消費者の不安を逆手にとっての詐欺商法と批判されており、注目を集めている。(翻訳・編集/KT)



日本じゃ、安全な食べ物の代名詞として、『国産品』が選ばれる。
たとえ食品偽装の問題があるとしても、外国産よりは安心だ、と。

ところが中国では、中国産である事よりも、外国産の方が安心であると思われている。

『中国産』と言うのも、一つの『ブランド』であるはず。
それが、ここまで地に落ちるとは・・・

それから、カルフール。お前らも世界中に進出してるスーパーならば、仕入先がどういうところか調査せんのか?

もう何年も行ってないけど、我が家から15kmほど離れたところにカルフールがある。
いや、今もあるのかどうかは知らんけど。
カルフールが進出してきた時、テレビ東京の夜の経済番組では、『日本の流通は激変する。外国に飲み込まれる』って言ってた。
果たしてどうか。
カルフール、何回か行って見たけど・・・

『別に・・・』

って感じでしたね。だから行かなくなったわけだけど。
仕入先がルーズだってので思い出した。確かCDが安かったんだ。

新品の日本のCDが安く売られている。買おうかな・・・と思って手に取ったけどね。

『日本で売っちゃダメ』って書いてあったんで止めましたね。

台湾向けのCDを逆輸入したのか、横流ししたのか。


こういうやり方が欧米流なら、そのうちやって行けなくなるだろう

そう思ってましたが、やはりその通りだったようで。


とりあえず、食品は地産地消が一番ですかね。



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