北朝鮮の世襲問題
ちょっと前まで、世襲議員ってのが問題視されてました。
『世襲の割合が高い事は異常である』と。
ふむ、世襲はいかんか。何故いかんのか？
『政治家を志す人たちにとって、地盤、看板、カバンを持っている世襲議員は圧倒的に有利だから』
って事か。
では、問う。『そう主張するあなたは、政治家を志すか？』
国会議員の歳費は、３０００万円程度だっただろうか。これはそれほど好条件の職業だろうか。
国家の運営に責任を持ち、２４時間その責任から逃れる事は無い。
組織作りから何から、自分の力で行わなければならん。それで３０００万円か。
TBSの社員の平均年収は１５００万円もあるとか。平均でこの年収であれば、議員の歳費よりも多い給料を貰っている人はゴロゴロいそうですな。
『地盤、看板、カバン』を引き継ぐ事がダメって事は、政治家だけなのか。これが、老舗のお店であったりしたら、どうなる？
『私もあの老舗の主人になる道を選びたいのにっ！！』
って言う？言わないよね、普通は。少なくとも『地盤』（政治家：支持者 老舗：常連さん）『看板』（政治家：親の名前が知られている 老舗：店の名前が知られている）は同じじゃね？
『カバン』にしたって・・・（政治家：親が集めた資金。ただし、私（わたくし）の物ではない 老舗：親が築いた財。それを相続したもの）と考えれば、そんなに違いは無いよね。
比較対象が分かり辛いね。
芸能人だとどうなんだ、と。
『私も芸能人になりたいっ！！』って人は多いだろう。
それを目指して、挫折していく人は、かなり多いんじゃなかろうか。
でも、この世界でも、『地盤、看板、カバン』を引き継いでる人たちがいるよね？
有名人の二世タレントって、問題ないのか？
彼ら、その才能で長く続く事はあるけれども、才能が無ければそのまま消えていく。
しかし、スタートの時点では、親の七光りで、いきなりライトが当たるわけだ。
それって、どうなのよ。芸能人を目指す才能を殺してないか？
恐らく・・・政治家を目指す若者よりも、芸能人を目指す若者の方がずっと多いと思うけどな。
なんと言うかね、政治家って決しておいしい仕事じゃ無いと思うんですよ。そして、そんなに甘くは無い仕事であるはず。
テレビに出てきて、馬鹿な事を言ってる連中を見てると、自分でも出来そうだなと思うかもしれんが・・・
昔から続けてる政治家ならともかく、いきなり政治家として起業しても今のシステムじゃ、巷で言われているような、大きな収入など得られないのではないか。
新たに小沢一郎になる事は出来ないのではないかという事か。
さらに、人前で意見を言うって事さえ、よっぽど訓練されていなければ難しい。
そりゃ、家族として身近に政治家の仕事はいかなるものか見て来た人物の方が、『スタートの時点では有利』もちろん、『使う側』から見ての話ね。
だってさ。杉村大蔵君、4年間衆議院議員やって、成長したと言っても、ダメだろ？
まあ、話が発散したけどね。
別に世襲でもええんとちゃう？能力次第でどうせ消えていくし。それに、そんなにおいしい商売とちゃうで。私に言わせて貰ったら、むしろ貧乏くじや
前置きはそれ位にして・・・北朝鮮の将軍様の地位ってのも世襲だそうで。
こっちはどうなんでしょうかねぇ。
＜北朝鮮＞正雲氏「国防委員長代行」に 最高ポストを補佐
6月20日15時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090620-00000035-mai-int
【北京・西岡省二】北朝鮮の金正日（キム・ジョンイル）総書記（６７）の最有力後継候補、三男正雲（ジョンウン）氏（２６）が、国防委員会で「委員長代行」として執務していることが分かった。北朝鮮指導部に近い複数の関係者が毎日新聞に証言した。「委員長代行」は正式な職位ではないが、国内最高ポストの国防委員長（金総書記が兼任）を補佐する立場とみられ、後継者としての地位をさらに固めたと言える。
正雲氏については、北朝鮮軍の中枢機関、朝鮮人民軍総政治局が今年初め、後継者に選ばれたとする内部通達を出した。その後、国防省に相当する「人民武力省」と秘密警察「国家安全保衛部」を中心に後継体制の整備が進められ、武力省と保衛部では「金正雲領導（指導）体系のもとに」との用語が文書で使われていた。２回目の核実験（５月２５日）直後には、複数の在外公館に後継者決定の電文が送られたという。
今月上旬には、朝鮮労働党指導部が全国の党組織に対し、正雲氏の後継内定を伝達した。その際に「今は（金総書記が金日成（キム・イルソン）国家主席＝故人＝の後継に決まった時とは）時代が変わったため、後継者が誰であるか隠す必要はない」とする金総書記の「マルスム（お言葉）」も添付されたという。
関係者は「正雲氏は明確に将軍様（金総書記）から後継指名を受けたようだ」と指摘。「正雲氏は党にも人民武力省にも籍はなく、国防委員長の代行・代理の立場に専念している。将軍様に万一のことがあれば、そのまま委員長に上がるという意味だろう」と分析している。
この時代、国政のＴＯＰが世襲ですか。
我が国の場合、天皇陛下という存在は、世襲となっている。ただ、日本の歴史を振り返ってみると、天皇自ら政治を執り行った時代というのは長くは無い。
古代を除けば、天皇は祭事を取り仕切り、政治は別の立場の者達が執り行うという二重の権力構造・・・
いや、天皇には権力というよりは権威か。
そういう二重構造が続いていたわけで。
天皇自身が政治を執り行おうとしたのは、後醍醐天皇の建武の親政のほかは、明治以降という事になるのではなかろうか、と。ま、明治時代は議会が作られて、それを統率する立場に天皇陛下があったと言えるのでは無いかと。事実上、『象徴』ではなかったのかと思えます。
で、北朝鮮の場合・・・
果たして金正日はお飾りでは無く、政治を取り仕切っていたのか、と。
独裁者と言われてきたけれど、本当にそれだけの個人的力量があったのか。
国家としては、もう破綻同然の国家。その頂点に立つといっても、その足元がもう崩壊しかかっている事は知っているだろう。
そんな中、独裁者を続けると言うのも、ある意味貧乏くじではなかろうか、と。
で、金正日には、何らかの才覚があって、軍やら政府やらを統率出来た、と。反乱も起きずに。
その金正日が、今体調悪化しているらしい。と、言うか、もうすでに死んでたんじゃないのか。
まあ、それは良いとして、その後継者として、26歳の息子を指名した、と。
指名された26歳の息子に、軍を統率する才覚があるか。
まあ、当面は操り人形なんだろう。ことによると、ずっと操り人形かも知れん。
国は破綻状態。国際的にも孤立していく。いつ攻撃されて、自分の命が無くなるかも知れない・・・
私、思いますに。
北朝鮮の世襲も、やはり貧乏くじだろう
と。
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『世襲の割合が高い事は異常である』と。
ふむ、世襲はいかんか。何故いかんのか？
『政治家を志す人たちにとって、地盤、看板、カバンを持っている世襲議員は圧倒的に有利だから』
って事か。
では、問う。『そう主張するあなたは、政治家を志すか？』
国会議員の歳費は、３０００万円程度だっただろうか。これはそれほど好条件の職業だろうか。
国家の運営に責任を持ち、２４時間その責任から逃れる事は無い。
組織作りから何から、自分の力で行わなければならん。それで３０００万円か。
TBSの社員の平均年収は１５００万円もあるとか。平均でこの年収であれば、議員の歳費よりも多い給料を貰っている人はゴロゴロいそうですな。
『地盤、看板、カバン』を引き継ぐ事がダメって事は、政治家だけなのか。これが、老舗のお店であったりしたら、どうなる？
『私もあの老舗の主人になる道を選びたいのにっ！！』
って言う？言わないよね、普通は。少なくとも『地盤』（政治家：支持者 老舗：常連さん）『看板』（政治家：親の名前が知られている 老舗：店の名前が知られている）は同じじゃね？
『カバン』にしたって・・・（政治家：親が集めた資金。ただし、私（わたくし）の物ではない 老舗：親が築いた財。それを相続したもの）と考えれば、そんなに違いは無いよね。
比較対象が分かり辛いね。
芸能人だとどうなんだ、と。
『私も芸能人になりたいっ！！』って人は多いだろう。
それを目指して、挫折していく人は、かなり多いんじゃなかろうか。
でも、この世界でも、『地盤、看板、カバン』を引き継いでる人たちがいるよね？
有名人の二世タレントって、問題ないのか？
彼ら、その才能で長く続く事はあるけれども、才能が無ければそのまま消えていく。
しかし、スタートの時点では、親の七光りで、いきなりライトが当たるわけだ。
それって、どうなのよ。芸能人を目指す才能を殺してないか？
恐らく・・・政治家を目指す若者よりも、芸能人を目指す若者の方がずっと多いと思うけどな。
なんと言うかね、政治家って決しておいしい仕事じゃ無いと思うんですよ。そして、そんなに甘くは無い仕事であるはず。
テレビに出てきて、馬鹿な事を言ってる連中を見てると、自分でも出来そうだなと思うかもしれんが・・・
昔から続けてる政治家ならともかく、いきなり政治家として起業しても今のシステムじゃ、巷で言われているような、大きな収入など得られないのではないか。
新たに小沢一郎になる事は出来ないのではないかという事か。
さらに、人前で意見を言うって事さえ、よっぽど訓練されていなければ難しい。
そりゃ、家族として身近に政治家の仕事はいかなるものか見て来た人物の方が、『スタートの時点では有利』もちろん、『使う側』から見ての話ね。
だってさ。杉村大蔵君、4年間衆議院議員やって、成長したと言っても、ダメだろ？
まあ、話が発散したけどね。
別に世襲でもええんとちゃう？能力次第でどうせ消えていくし。それに、そんなにおいしい商売とちゃうで。私に言わせて貰ったら、むしろ貧乏くじや
前置きはそれ位にして・・・北朝鮮の将軍様の地位ってのも世襲だそうで。
こっちはどうなんでしょうかねぇ。
＜北朝鮮＞正雲氏「国防委員長代行」に 最高ポストを補佐
6月20日15時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090620-00000035-mai-int
【北京・西岡省二】北朝鮮の金正日（キム・ジョンイル）総書記（６７）の最有力後継候補、三男正雲（ジョンウン）氏（２６）が、国防委員会で「委員長代行」として執務していることが分かった。北朝鮮指導部に近い複数の関係者が毎日新聞に証言した。「委員長代行」は正式な職位ではないが、国内最高ポストの国防委員長（金総書記が兼任）を補佐する立場とみられ、後継者としての地位をさらに固めたと言える。
正雲氏については、北朝鮮軍の中枢機関、朝鮮人民軍総政治局が今年初め、後継者に選ばれたとする内部通達を出した。その後、国防省に相当する「人民武力省」と秘密警察「国家安全保衛部」を中心に後継体制の整備が進められ、武力省と保衛部では「金正雲領導（指導）体系のもとに」との用語が文書で使われていた。２回目の核実験（５月２５日）直後には、複数の在外公館に後継者決定の電文が送られたという。
今月上旬には、朝鮮労働党指導部が全国の党組織に対し、正雲氏の後継内定を伝達した。その際に「今は（金総書記が金日成（キム・イルソン）国家主席＝故人＝の後継に決まった時とは）時代が変わったため、後継者が誰であるか隠す必要はない」とする金総書記の「マルスム（お言葉）」も添付されたという。
関係者は「正雲氏は明確に将軍様（金総書記）から後継指名を受けたようだ」と指摘。「正雲氏は党にも人民武力省にも籍はなく、国防委員長の代行・代理の立場に専念している。将軍様に万一のことがあれば、そのまま委員長に上がるという意味だろう」と分析している。
この時代、国政のＴＯＰが世襲ですか。
我が国の場合、天皇陛下という存在は、世襲となっている。ただ、日本の歴史を振り返ってみると、天皇自ら政治を執り行った時代というのは長くは無い。
古代を除けば、天皇は祭事を取り仕切り、政治は別の立場の者達が執り行うという二重の権力構造・・・
いや、天皇には権力というよりは権威か。
そういう二重構造が続いていたわけで。
天皇自身が政治を執り行おうとしたのは、後醍醐天皇の建武の親政のほかは、明治以降という事になるのではなかろうか、と。ま、明治時代は議会が作られて、それを統率する立場に天皇陛下があったと言えるのでは無いかと。事実上、『象徴』ではなかったのかと思えます。
で、北朝鮮の場合・・・
果たして金正日はお飾りでは無く、政治を取り仕切っていたのか、と。
独裁者と言われてきたけれど、本当にそれだけの個人的力量があったのか。
国家としては、もう破綻同然の国家。その頂点に立つといっても、その足元がもう崩壊しかかっている事は知っているだろう。
そんな中、独裁者を続けると言うのも、ある意味貧乏くじではなかろうか、と。
で、金正日には、何らかの才覚があって、軍やら政府やらを統率出来た、と。反乱も起きずに。
その金正日が、今体調悪化しているらしい。と、言うか、もうすでに死んでたんじゃないのか。
まあ、それは良いとして、その後継者として、26歳の息子を指名した、と。
指名された26歳の息子に、軍を統率する才覚があるか。
まあ、当面は操り人形なんだろう。ことによると、ずっと操り人形かも知れん。
国は破綻状態。国際的にも孤立していく。いつ攻撃されて、自分の命が無くなるかも知れない・・・
私、思いますに。
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