さすが、中国はスケールが大きい。

中国では年間20万件といわれる数の『暴動』が起きているとか。
広大な国土、そして膨大な人口と言われますが、冷静に考えてご覧なさい。

中国の人口は、公称では13億人ではなかったか。日本の人口は1億3千万人くらいですか。

十倍の人口です。

って事はですよ?同じ比率で考えると、中国で20万件の暴動が起きているという状況は、日本で毎年2万件の暴動が起きていると言う事ですかね。
そう考えると、中国の暴動件数は異常ですわな。

日本を国土の狭い島国と表現するのが一般的ですが、国土の広さを比べてみると、中国の1/25である、と。(日本の国土面積の順位は262国中、61位。案外広い。)
人口が十倍で、土地が25倍。つーことは、一人当たりの面積は2.5倍程度ってことですか。
更に言えば、中国には広大な砂漠もあるわけで。実は大したスケールじゃ無いんじゃなかろうかと思うわけです。
中国の農民一人当たりの耕作面積は、日本の農家よりも狭いという話ですしね。


しかし、その中国。事件のスケールの大きさは半端ではありません。
今日は、中国の労働争議の記事で、目が点になりました。


吉林省でリストラ抗議デモ暴徒化、社長を撲殺
7月27日21時5分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000919-yom-int

 【瀋陽=牧野田亨】27日付の中国英字紙チャイナ・デイリーなどによると、中国吉林省通化市で24日、北京の民間企業に買収された国有企業「通化鋼鉄集団」の従業員約3000人がリストラ計画に反発して抗議デモを行った。

 一部が暴徒化して、この民間企業から派遣された社長を撲殺した。

 社長は約3万人の従業員を5000人に減らす方針を公表した。

 従業員らは社長を探し出して殴打した後、救急車や警察、政府関係者が現場に入るのを一時阻止したという。

 省政府は24日夜、地元テレビを通じて買収自体を白紙に戻すと発表した。



労働争議をするほうも命がけなのはわかるけどねぇ・・・

社長を撲殺するまでやるかね、普通。

しかも、そのことで買収は白紙にするってか。

ああ、そうか・・・企業を買収する方としてはそんな契約ご破算にしたいわなぁ。

中国の国有企業、その多くは利益を上げることが出来ない非効率な経営化に有ると言われています。
今回も、そんな国有企業が民間企業に売却されて、非効率な部分のリストラが行われようとしたのでしょうが、買収話も失敗・・・。

そーすると、この国有企業。先は長く無さそうですな。

まあ、中国のスケールの大きさには驚かされますな。


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