赤松口蹄疫、最悪の展開に 2010年5月16日

赤松口蹄疫について、別の書庫を作って纏めようかと。
『移動』しますと、転載してくださっていた方に迷惑をかけるので、そのままコピーで。
引用は、下記の過去記事からお願いします。
 
 

今朝、7時に起床。新聞を確認。読売新聞には口蹄疫の記載なし。
朝食を取りながら、朝の報道バラエティをちゃんねるを変えながら確認。
いずれも報道なし。呑気にスポーツニュースなどを流している。
もっと報道すべき大事なニュースがあるはずだと憤る。
日課になっている、江藤拓議員のブログを確認して凍りつく。
 

緊迫
2010/5/15 10:58
今日も朝から尾鈴に入っていますが、現場の緊迫感は半端ではありません。
各役場の町長さんとも情勢分析をしましたが、加速度的に広がる事態に、児湯郡の町長さんが集まって、の会議も開かれます。
 
 
 
 
 


危機
2010/5/15

昨日 「明日が怖い」と書きましたが、理由がありました
昨日の夕方、宮崎の種牛を一元管理している、家畜改良事業団の職員から「疑わしい肥育牛が出ました」と連絡があったのです。
検体の検査結果が届きました。残念ですが感染が確認されました
最悪のシナリオです
連絡をくれた職員は何度も「申し訳ありません、申し訳ありません」と繰り返しました。
彼らは全力を尽くしました。自分達を責める理由など欠片もありません
農林水産省の担当課長と、深夜までこれからの事を
話しましたが、宮崎牛の将来を守るための、正に正念場を迎えました
特例として移動させた6頭については、厳重な監視の下、経過観察することになりました。
この事については、色々とご意見があろうかと思いますが、ご理解頂きますよう何卒お願いします。


不気味な空気
2010/5/15

今朝の尾鈴農協は不思議に静かです。
自分の家に発生した職員は出勤できないからです。
しかし電話はどんどん鳴ります。良い報告は全くありません。
農協にも殺処分の順番・埋設の遅れに苛立ち、抗議の電話、私に詰め寄る方もいました
精神的にギリギリまでみんな追い込まれています。



事もあろうか、宮崎の牛の種牛を管理しているところで口蹄疫が発生した、と。
これは、江藤議員が国会質問で、
『種牛を管理しているところまで3キロのところまで病気は来ています。』
『種牛が感染してしまったら、取り返しのつかない事になります。』
そう発言していたシナリオが今、現実のものになったようです。
 
馬鹿松大臣は、種牛の非難の許可を渋った挙句、ようやく種牛6頭だけが移動されたのがつい先日。
種牛に感染が確認された以上、その家畜改良事業団の種牛は全て殺処分されるんでしょう
移動させた6頭も、潜伏期間からすると、発病の恐れは否定できないわけで。
もし、この6頭に感染してしまったら・・・
宮崎牛は、冷凍保管された精子が終わった時点で終了という事になってしまうでしょう。
 
種牛になるにふさわしい、優秀なオス牛を改良して作り出すのに、数十年の期間を要しているとか
それが、消えてしまうという事は、日本の畜産業にとっても極めて大きな被害となるわけで。
 
どうやら、『松坂牛』などのブランド牛の半分は、宮崎で生まれた子牛だそうで。
問題は宮崎だけに留まらないわけで。
事によると、『和牛』ってのが無くなってしまう可能性もあるって事ですか。
 
豚については、すでに壊滅的となった『ブランド豚』がいくつもあるとか。
 
こんな重大なニュースだけども、ネットで配信されているニュースは、夜の9時。


口蹄疫感染疑い、宮崎牛の種牛49頭殺処分へ
5月16日21時13分配信 読売新聞

 宮崎県は16日、ブランドの宮崎牛の種牛を一括して飼育している同県高鍋町の県家畜改良事業団の牛に家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」が感染した疑いがあると発表した。
 県は13~14日にかけ、事業団が飼育する種牛55頭のうち、主力級の6頭を同県西都市に移したが、感染している疑いもあるため遺伝子検査する。
 種牛に症状は出ていないが、家畜伝染病予防法に基づいて残る種牛49頭は殺処分することになった東国原英夫知事は16日、「(6頭が感染すれば)壊滅的打撃を受ける」と話した。
 また、同県川南町の9農家でも牛と豚に感染した疑いがあると発表された


何度も言うけれども。
責任者である人物に、当事者意識があり、迅速に対応していれば、このような被害が出る事は無かったはず。
赤松という無能な大臣が、『別に大した事無いんだろ?』と舐めてかかって、『外遊』に出かけ、その間に爆発的に拡大したが、手を打つにも手段が無かった。
で、外遊から返ってきた馬鹿松大臣は、
『万全の体制だった。それなのに蔓延したのはお前らの責任だ』
と言わんばかりの反応。普通は、それを『逆切れ』と表現するが。
 
口蹄疫の発生農家の方のブログを確認。
 
 
切々と綴られる現場の姿・・・胸が痛みます。
 
ムッチー牧場のブログを確認
 


「支援物資のタオル」  
2010/5/16
支援物資で、タオルをお願いした所、皆様方のご厚意により、もう、既に沢山のタオルが届きましたので
ここで、一度受付を終了したいと思います。

また、何か足りない物がありましたらお願いしたいと思いますので、その時にはまた、宜しくお願い致します。
 
皆様方のご厚意には大変感謝申し上げます。今後とも、川南町ならびに被災された方々のご支援を、宜しくお願いします。


我が家で用意したタオルは間に合わなかったか・・・
 
今回の経緯のまとめ


1.10年前、自民党は100億円の予算を迅速に確保
 →農家が対策に打ち込めた
 →内、35億円で対策終了(殺処分735頭で済んだ)
 
2.今回、民主党は初動に失敗、それ以降も無策
 →口蹄疫が発生している韓国からの輸入緩和
 →口蹄疫発生時の制限を緩和
 →口蹄疫損害補填の機関を仕分け
 →自民党が42項目の要求をしても動かず
  (※自民党谷垣総裁が4/28に予算措置等要請)
  →4/30、国の融資枠を100億円に拡大
   (多くの畜産農家には借りる経営体力は無いから役に立たない)
 →5/6に鳩山総理、報道各局の政治部部長経験者と料亭で夕食
 →赤松大臣は外遊
 →来県した小沢一郎は選挙の話だけ
 →赤松大臣は8日帰国したが、何故か栃木県で、民主党の選挙応援 
 →宮崎県が初動33億円拠出するも枯渇
 →(=殺処分8万頭以上、更に増加中)
 →国会の農林委員会で、口蹄疫の対策をするが、赤松大臣は他人事と言い訳に終始。
 →宮崎県の豚、10パーセント近くが感染、処分対象
 →宮崎牛の種牛にまで感染拡大。宮崎牛消滅の危機


 
なあ、民主党素人連中に政治を任して、何かいい事あったっけか?
この人ら、本当に『国益』について何も考えてないんだな、と実感する。
 
赤松大臣は、メキシコ外遊中に、『畜産技術の遺伝子研究などについて協力する意思』を表明したとか。
これは数十年掛けて培ってきた、日本の畜産技術であり、財産でもある。
それを、簡単に他国に教えてやるといい、日本では、その成果である種牛が消滅の危機
 
農林水産大臣によって、日本の畜産が破壊されるとは。
 
とにかく、この問題の最終責任は農林水産大臣にあることは明らかな事。
世が世ならば、白装束で登場して腹を切ることになってもおかしくないのでは無いかと思うんですがね。
 
やはり、改めて思う。
 
宮崎の畜産農家の方々は、『民主』という名前の『素人独裁政権によって、政争の具にされ、大変なダメージを受けた
 
残った6頭の種牛は、せめて残って欲しいと思います。
 
そして、とっとと変われ、馬鹿政権。
 
にほんブログ村でランキングに挑戦中。応援urlクリックお願いします。
にほんブログ村 政治ブログ

 
お薦めのシナとしてはこれルーピー夫妻)を紹介しますが・・・・
 
出来れば宮崎県産品、鹿児島県産品を検索して購入して応援してあげてください。↓