極論に物申す。
最近もあきれ返ったんですけれども。
世の中の経済評論家という人の中には、『原子力発電を止めても、電力は賄えるんだ』という主張をはばかり無く行う人もいるようで。
『柏崎の原発が止まった時も、東電は電力が足りないと再稼動を要求したが実際停電は起きなかったじゃないか』
的な。まー毎日送られてくるメールマガジンの記事でしたけども。
この主張は、前提として、『東電が公の為に仕事をしていない』という、東電悪玉論とでも言う事が前提に無ければ成り立たないように思えるわけですよ。
そりゃ、福島の原発で大変な事故を起こした事は事実ですよ。そして、上層部の対応に不手際があったことも事実。
そして、原子力発電所の現場で対応してきた人たちの対応に間違いがあったのか、と。
IAEAの報告書には、一連の対応には問題が無かったと書いてあるように見えます。
現場でまさに命がけで復旧に当たっている人たちの事を信じ、そして、その安全を祈りたいと私は思うわけです。
埼玉・熊谷市で39・8度…6月の国内最高気温
これまでの最高は1991年6月27日に静岡市で記録された38・3度だった。
気温上昇の原因について、同庁は東北地方に停滞する梅雨前線に向かって、3日連続で太平洋側から暖かい空気が流れ込んだことが大きいとしている。この間、関東地方ではまとまった雨が降らず、気温が下がらなかったことに加え、暖かく乾いた空気が上空から吹いた。
ウチのかみさんの実家のあるあたり。これ、体温だとしたら命の危険がありますよ、これ。
そんな中・・・
電力消費、暑さで急増=7月から使用制限開始―東電・東北電
時事通信 6月25日(土)15時38分配信
時事通信 6月25日(土)15時38分配信
6月下旬に入り、関東地方を中心に真夏のような暑さが襲う中、東京電力管内では24日まで4日連続で東日本大震災後の最大消費電力を更新した。エアコンの使用増加が原因とみられる。東電に加え、東北電力は原発停止が響き、供給余力に乏しく、7月から工場などを対象に15%の使用制限を始めるが、電力需給は綱渡りの状況が続きそうだ。
埼玉県熊谷市で6月としては国内観測史上最高の39.8度を記録した24日。東電管内の消費電力は4389万キロワットに達し、最大供給力の4790万キロワットに接近。供給余力は約8%と、計画停電の原則見送りを決めた4月8日以降で最低水準に落ち込んだ。
電力の安定供給には3~5%の余力が必要とされる。東電と東北電はともに、今夏の計画停電を回避する方針だが、この水準を下回ると実施に追い込まれる可能性がある。
今夏の需給見通しは、東電が供給力5520万キロワットに対し、需要は5500万キロワット(7月末)で、ほとんど余裕はない。東北電はさらに厳しく、東京電力からの融通がなければ、電要が供給を上回る計算だ。
たしかに、電気予報ってのを見てますと、東北電力の余力が少ないのが見て取れます。
これまでは東京電力から融通してもらってたけれども、それも今年は無し。
原発を止めても、電力は間に合うって言ってるのはどう思うんだ、と。
とりあえず、原発の全廃を主張している人は、エアコンの使用は控えめにしましょうね。
あ、屋根に太陽光発電の導入を考えてる方は、昼間は別ね。
夜は良いだろって?夜間は太陽光発電してないだろ。充電設備も導入して、それで自分の家の電力を賄えるなら文句は言いませんけども、一体それにいくらかかるのだろうか。
太陽光発電が普及することはいいことだと思いますけども。回りまわって私の仕事も忙しくなりますし。
でも、今の太陽光発電推進者のコスト試算は甘すぎると私は思うけども。
そんなわけで。これは無し↓
(*あくまでも個人の感想です)
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被災地の皆さん頑張って下さい!!
原発で命がけで作業に当たってる方も、どうかご安全に!!
お薦めはこれかな。