台湾のホテルで、本当に有った話

『洒落にならない怖い話』というシリーズをネットで読んでいて思い出した話。
どんな話かと言うと・・・・
 

コツコツ
つい先日の事なんだけど、
 俺は出張で松江にある某有名チェーンのビジネスホテルにとまったんだ。
その日は取引先との接待でスナックを3件ハシゴしてへべれけ状態でホテルに入ったんだわ。
たぶん夜中の日付が変わった頃だと思う。
もう疲れててズボンだけ脱いでそのままベッドに横になった瞬間に眠ってしまったんだよ。
そのままもう朝まで起きる事はないだろうと思ってたんだけど、
上の階からの物音で目が覚めた。
ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン。
てな感じの一定のリズムで足踏みをする様な物音が5分くらい続いたのかな。
そんなに大きい音でもなかったから無視して寝ようかと思ってたら、
今度は俺の部屋の窓をコツ、コツ、コツってまるで爪を立てて軽くノックするような音がしだした。
 半分寝ぼけてた俺はベッドの位置関係でちょうど頭の上のにある窓をみたら、
カーテン越しにでもハッキリわかる人間の上半身のシルエットが張り付いてた。
 寝ぼけてた俺はそこですっかり覚醒して、
僅かに空いてるカーテンを引っ張って隙間を咄嗟に埋めた。
あのままだと隙間から目が合うと思ったから。
その間もコツ、コツ、コツって窓を叩き続けてたんだけど、
どれくらいかして外が白んできた頃にはそいつは消えてた。
チェックアウトの時に年配のフロント係にそれとなく聞いたら
「気のせいですよ」と即答されたわ。

 
これを読んで思い出したのが台湾のホテルであった話。
新竹だったかなぁ。
 
部屋に入ってベットに横になってると、『ゴツン』とあたりに響く音。
隣の部屋のヤツうるさいな。。。と思ってたけど、忘れた頃に起きるその音。時に連続して音が続くわけです。
その階には、私の部屋のほかは隣の部屋だけ。向かって左はホテルの事務所らしい。そこからは音がしない。
 
普段温厚な私ですが、夜遅くなっても続くその音に少々切れ気味。
音がするたんびに、隣の部屋の壁を蹴り飛ばしてました。
しっかし、反応無し。上の階か?と思って上がってみるとそこにはコインランドリー。
 
フロントにクレームを入れるけど、筆談じゃなかなか伝わらない。
 
そのうち、片言の英語で、『あんた、ちょっと一緒に部屋に来い!!』とホテルの支配人を連れてきて、部屋に入る時にまた『ゴツン』あの音です。
『ほら、音するだろうがっ!!』と言うと、『あぁ~はぁ~ん』と支配人。
『あぁはぁ~んじゃねぇっ!五月蝿いんだって』
支配人は、ニコニコして一言。
 
『トレーニングジム』
はぁ?ですよ。
 
私の部屋は、客室としては最上階。その上にはコインランドリーと、その奥にトレーニングジムがあって、どーも私の部屋の上で、ダンベル的なものを床に落とすときにその音が響いていた、と。
 
えっと、隣の部屋の人、ドアとか蹴っ飛ばしてごめんなさい。
とりあえず、ジムには、『下に部屋があるから静かに置いてね』って掲示がされてました。
 
音は変わらなくても、原因が分かれば意外と気にならないもんですねw
 
 
 
 
 
そんなわけで。
 
 
(*あくまでも個人の感想です)
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