私の寺の件(お礼を兼ねて)

今年の初めに、『私の寺』と呼んで憚らない、西陣聖天 雨宝院さんの記事を書きました。
本日、『そう言えば、寄進は集まったのか。様子を聞いて追加するか』と御住職にご連絡して状況を確認した次第。
工事は始っているが、予想以上に費用がかかりそうとの事。不足金額は、私が用立てできる額ではないですが、追加で振り込もうかと。
 
様子を確認した所、『心当たりの無いお名前で振込みがあった』との事。
『ネットで宣伝していただいたのでご縁があったのでしょう』とのお話でした。
ブログを見て、ご寄進くださった方、聖天様のご加護があることでしょう(^^)
 
と言うわけで、今年はじめの記事を以下に再掲

年明けすぐに出張に行っておりました。場所は、滋賀県堅田という所。
想定外のトラブルをこなしつつ、何とか役目を果たして、終了したのが昨日の事。
 
ここまで来たら、京都まで行くでしょ。
さらに、第二土曜日と言う事は、『私の寺』と呼んで憚らない、
西陣聖天 雨宝院』の護摩の日。
むしろ、この出張は、『ユー、来ちゃいなよ』って言う聖天様のお計らいでは無いかと。
 
寺伝によれば、このお寺、弘法大師空海嵯峨天皇より賜った大聖歓喜が始まり。
今も残る東寺と、大宮小路に沿って、御所を挟む形で建立されていたと言う由緒あるお寺。
注)平安時代京都御所は、今よりも西のブロックに存在していた。
このお寺には、東寺の御影堂の弘法大師像と向かい合うように、『阿形』の弘法大師がおわします。文字通り、お口をあけたお姿です。東寺の弘法大師様と対になっているわけです
 
そのお像の存在を思えば、ここが御所を守る形で配置されていたのは間違いないでしょう。
なにしろ、御所の鬼門を封じているという安部晴明の晴明神社と距離的にも近いですし、当時は広大な伽藍を誇っていたとの事。
それが、今は『私の寺』と呼ぶような身近で小さなお寺になっているわけです。
何故か。それは、このお寺の場所に理由があります。
 
西陣・・・室町時代に続いた応仁の乱。その西軍の陣があったのがこの西陣
陣そのものが置かれた、京都で最古の建物である千本釈迦堂は残りましたが、大聖歓喜寺は焼失。
 
但し、こちらのお寺の秘仏ご本尊の千手観音と大聖歓喜天はお残りになっている。
これは、奇跡的な事と言わざるを得ないと思うのです。
言葉を変えて言うならば、大変なお力を持っていらっしゃると言う事。
 
大聖歓喜天(聖天)とは。
頭人身のお姿をされた天部の神様。インドで崇拝されているヒンドゥー教ガネーシャ神が
密教に取り入れられて、聖天様と呼ばれている。
どのような願い事も聞き届けてくれるという一面、過ちを犯せばたちどころに天罰を下す。
と言う神様(密教の世界では、天部の神さまと呼ぶ)であり、そのお祀りの仕方を誤れば大変な事になる、と。
 
故人である、今東光は小説家であり、僧侶として聖天信仰をされた方ですが、そのエッセイに
『最近の坊主は聖天さんのお堂の前を目をつぶって通る。それくらい怖いと思われている』
と、書かれており、その一言から『聖天』という神様に興味を持ち、あちこちで聖天堂を見かけますと手をあわせて来た私。
一番波長が合ったのが、この雨法院さんの聖天様です。
 
ウチの父のガンが転移して、放射線治療抗がん剤も聞かない~聖天様お願い!!
⇒あれ?ホルモン剤で治っちゃった。
 
ウチの部下がリストラの対象になった。聖天さんお願い!!
⇒すぐに仕事見つかる
 
その部下の就職先が一年後に統廃合!聖天さんお願い!!
⇒ありゃ、ウチの会社に戻ってきた
 
妹の家に遊びに言ったら、誰もいない二階で人の走り回る音がする!聖天さ~ん!!
⇒速攻退治。
などなど。個人的にドンだけお世話になってるか分からない。
 
そんなお寺の塀の屋根を修理する事になったそうで。
 
イメージ 1
 
シートの中は瓦が浮いて、何時落ちてもおかしくない様子。
 
イメージ 2
屋根から水が伝って、壁に亀裂も。
 
明治時代には、『南は壬生寺、北は聖天さん』と信仰を集め、お寺のお堂の中の仕切りごとに専任の行者さんがいらっしゃったとか。今は、お一人で運営されています。
 
これも時代のせいなのか。
 
ただ、私はこちらでご利益を頂いている一人として、本日屋根修理の呼びかけの案内を作る事をお約束し、また屋根修理の費用の一部として寄進して参りました。
 
そして、このご寄進を、この場を通じてお呼び掛けしようかと。
 
もしご賛同いただけましたら、以下にお志を集めていただければと願います。
 
京都中央信用金庫 大宮寺ノ内支店
【口座番号】075 0273410
宗教法人 雨宝院
 
番号、口座名は間違いないと思うのですが念のためご確認下さいませ。
ま、そんなわけで、ご協力賜れれば幸いです。
 
 
(*あくまでも個人の感想です)
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