問題先送りの竹島問題・・・

一時は決裂状態となるかと思われましたが、結局妥協する結果となったわけですが・・・
今後、どうなりますかね・・・ちょっと2~3個ニュースを拾ってみますか


一時は決裂寸前も、竹島日韓合意は「痛み分け」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060422-00000014-yom-pol
 【ソウル=中島健太郎】竹島周辺海域での海洋調査を巡る日韓交渉は22日夜、両国の意見の食い違いが続く状態から一転、合意に達した。交渉は合意直前まで曲折をたどり、一時は決裂寸前の場面もあった。

 韓国は6月の国際会議に韓国名称を提案せず、日本は海洋調査を当面行わないことで、とりあえず「痛み分け」で矛を収めた形だ。

 難航した交渉の焦点は、日本側が要求していた「6月の国際会議で竹島周辺の海底地形の韓国名を提案しない」ことを合意に盛り込むかどうかだった。日本の要求に対し、韓国は「合意に含めることは、認められない」とかたくなに拒否する姿勢を崩さなかった。

 「これは絶対に譲れない一線だ。これが入らないなら、席を立って日本に帰ってきていい」

 22日昼過ぎ、谷内正太郎外務次官が安倍官房長官に経過報告をすると、安倍長官はこう指示した。

 このため、谷内氏らは「日本は海洋調査の『延期』ではなく、『中止』と明言し、譲っている。韓国が応じないなら帰る」と韓国側に譲歩を強く迫った。

 しかし、韓国も簡単に折れなかった。国際会議への地形名称の提案時期について、「6月の国際会議で提案すると発表したことはない」柳明桓=ユ・ミョンファン=外交通商省第1次官)と柔軟姿勢を見せながらも、「名称提案は韓国の権利」と交渉の最終段階まで抵抗した。日本政府筋は「盧武鉉ノ・ムヒョン)大統領が過激なまでに強硬姿勢だったため、韓国の外交通商省も振り上げた拳をおろせなくなっていた」と分析した。

 22日午後には、決裂寸前の場面もあった。柳次官が会談を打ち切り、会談場所のホテル38階から地下まで下りて車に乗り込もうとした。日本側は極秘メモを渡し、何とか部屋まで連れ戻した。韓国の一部メディアは「交渉は決裂した模様」と報じ、日本外務省は火消しに懸命になった。

 結局、韓国が6月の国際会議に名称提案しないことは「谷内氏が確認」することとし、日本側がそれを公表することについて、韓国側は「勝手にすればいい」と突き放す形で、協議はまとまった。

 韓国側は「6月の国際会議に韓国名の提案をしない」と明言しておらず、日韓双方のメンツが立つ“玉虫色”の決着と言える。外務省筋は「合意2時間前まで、決裂を前提に、22日中に谷内次官らは日本へ帰る予定だった」と語り、ギリギリの交渉だったことを明らかにした。


帰ってきちゃったほうが良かったのに・・・
いや、決してそれは無責任に言っているわけでなく・・・


韓国の会社とさまざまな交渉を続けて来た、私の実感だけど

交渉の場において、彼らはぎりぎりまで強硬姿勢を貫く。こちらが、妥協しようという意思を持っている限りは。しかし・・・
『交渉は決裂だ。こっちは席を立つ』という意思を確認すれば・・・
彼らはへなへなになるんだが(笑)

しかし・・・


『席を立って帰ってきて良い』

と、言い放った安部官房長官の覚悟は、評価して良いのではないでしょうかね。
この竹島問題について、こんなニュースも・・・


竹島調査粉砕へ共同措置を 北朝鮮、南北会談で提案
http://www.sankei.co.jp/news/060423/kok005.htm
 北朝鮮朝鮮中央通信は、平壌で22日行われた第18回南北閣僚級会談で北朝鮮側は、日本の竹島(韓国名・独島)周辺での海洋調査に対し、「調査を粉砕するための断固たる措置」を南北共同で講じるよう提起したのをはじめ、韓国側に5項目の提案を行ったと報じた。
 竹島関連以外の提案は(1)南北相互の名所、聖地などを自由に訪問できるようにすること(2)2007年1月から米韓合同軍事訓練を完全に中止(3)今年6月に韓国で開く南北共同宣言6周年記念行事を南北当局主導で開催(4)経済協力の業種や規模で制限なく投資と協力を実現するための措置を取ること―の4項目。


『調査を粉砕するための断固たる措置』って・・・

おまえら(北朝鮮)は関係あらへんがなっ!(爆)

まあ、もともと6月の国際会議で、この周辺海域に『韓国名』が付けられる可能性が浮上して、日本も調査をということになったようですが・・・
今回の合意でも、彼らは『提案しない』ことを名言はしていないわけで・・・



裏切って提案する確率は60パーセント以上有るのではないかと。

まあ、それでも心配は要らないか・・・これだけ騒げば、提案が受け入れられる可能性は低いだろうし・・・それより何より・・・


社説]「でたらめな基準、生半可な統計」で先進国を夢見るのか
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2006042103768
建設交通部傘下の国土地理情報院が管理する水準点や三角点など、いわゆる国家基準点がミスだらけだと監査院が指摘した。特定地点の海抜を示す水準点は、全国の約6000ヵ所に表示してあるが、そのうち60%は紛失状態で、残りのものもでたらめが多いと言う。これらの水準点に従って、釜山(プサン)と巨済(コジェ)をつなぐ橋を作ろうとしたら、中間部分で橋脚が1メートルも違ってしまうと言う、ぞっとするような話だ。

特定場所の緯度と軽度を書いて位置を知らせる三角点にも間違いが多い。地理情報院の表記通り計算すると、江原道鉄原郡葛末面(カンウォンド・チョルウォングン・ガルマルミョン)は地中海に、京畿利川市(キョンギ・イチョンシ)は西海に、全南麗水市華井面(チョンナム・ヨスシ・ファジョンミョン)は赤道にある。

地理情報院は1997年から衛星航法システムを利用して、全国2万2000ヵ所の三角点と水準点を新たに測定し、表記を見直してきたというのに、その結果がこんなだととは。今まで、国民の税金を297億ウォンもかけて何の修正作業をしてきたというのか。大規模建設事業が間違った国家基準点に基づいて進められているとなると、手抜きと浪費は避けられない。

政府の間違った統計も、誤った政策につながるのは同じだ。住宅保有統計さえ建設交通部は1252万世帯、行政自治部は1673万世帯、韓国銀行は1530万世帯だと発表する国だ。最大421万世帯もばらつきがある統計を適当に活用して樹立した住宅政策と金融政策に、果たして整合性と的実性があると言えるのだろうか。

政府の税収推計はほとんど合ったことがなく、間違っているのが当然のようになってしまった。非正規職勤労者の統計を間違えて発表して労働部長官が謝罪し、行政自治部は「総人工の上位1%が私有地の51%を占めている」とし、赤ん坊まで含めて誇張された生半可な統計を発表して、統計庁の指摘を受けたこともある。

でたらめな国家基準点と統計ミスの国は、どこへ向かっていくのだろうか。政府も頼もしくなく不安だ。国の事を正確な基準と正直な統計に基づいて営まなければ先進国入りは遠ざかるしかない。


海底地形の調査してる場合じゃなさそうですね(爆)