中宮寺・法輪寺・法起寺・法隆寺:斑鳩

奈良での休暇二日目は、一日を斑鳩で過ごしました。世界遺産法隆寺をじっくりと見てみよう、と。
到着した時、修学旅行の中学生でいっぱいだったので、ちょっと時間をずらす事に。まずは中宮寺

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ここはいわずと知れた、弥勒菩薩像(寺伝では如意輪観音)もちろん撮影禁止の為、堂の外から。何度見ても、神々しいお姿です。

中宮寺から、徒歩で10分くらいのところにある法輪寺へ。

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遠くから見える三重塔は、焼失し、法隆寺の宮大工棟梁、西岡常一氏が再建したもの。新しい塔ですが、なかなか立派なものです。
このお寺の仏像収蔵庫には、『掟』が・・・

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ここで休息したり遊んではなりませぬ。この掟をお守りください
なんとなく、言い回しが可笑しい(笑)

この収蔵庫の中の仏像には驚きました。中央に巨大な十一面観音(平安時代)その両脇には何と、飛鳥時代の仏像。薬師如来虚空蔵菩薩・・・しかも、とても近くから見ることが出来ます。裏に回って見る事も・・・なので、巨大な十一面観音の後頭部にある暴悪大笑面も見れる・・・ちょっと感動。
正面に戻って、小さい妙見菩薩に気が付きました。受付の方が暇そうだったので、ちょっと質問


私:『この妙見菩薩は御前立とかかれてますが、本尊はどちらかにいらっしゃるんですか?』
『あ、このお堂の横に妙見堂という建物がありましてな、そこにいらっしゃいます。平安時代作で日本最古の妙見菩薩ですわ』
私:『じゃ、秘仏なんですか?』
秘仏です。年に一回、開くんですけどなぁ・・・(笑)』
私:(何故可笑しいの?と思いながら)『それはいつですか?』
『4月15日です』
私:『四月十五日ですかぁ・・・って、昨日ですか!!』
『そうです。昨日来てくれたら見れたんですわ。この十一面観音くらいの大きい仏像です。』

どうやら妙見菩薩とは御縁が無かったようで(^^;)

次に向かったのは、法起寺。ここは法隆寺とともに世界遺産に登録されています。


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これが国内最古、最大の三重塔。ここの本尊は十一面観音。残念ながら収蔵庫に入っていて、ガラス越しの拝観・・・よく見えないのがもどかしい(苦笑)

とりあえず・・・法隆寺は明日かな。