いろんな見方も有るもんだなぁ・・・

今、日本は不況だって言われてます。ま~不況ですわ。私なんか、いつ首がすっ飛ばされるか首の辺りが涼しく感じたりするんですが。
そんな中、ふと気になった記事。
『今、盛んに言われている事は本当なのか』と。

例えば、こんな記事。


【日本人「定説」はウソだらけだった!】不況で正社員は減っていると思いきや、むしろ増えている!?
週刊SPA!2月23日(火) 10時59分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100223-00000000-spa-ent

「正社員は減っている」「脳は鍛えられる」は大間違い!
雇用、美容、SEXetc.の専門家が真実を暴く

■雇用編 貧困問題の本丸は「若い非正社員」ではない!

<定説>不況で正社員は減っている

<真実>正社員はむしろ増えている


 不況の折、「正社員の数が減っている」という定説について『雇用の常識「本当に見えるウソ」』の著者で、リクルートエージェントの海老原嗣生氏はこう覆す。

「『1994年~2008年の14年間で15~24歳の正社員が300万人も減った』と言われていますが、そもそも総人口を比較すると573万人も減少していますからね

 また、人口減以外の問題も指摘。

「若年層の2人に1人が非正規と声高に言いますが、大学生の増加も大きいんです。15~24歳までの就労者(534万人)のうち、確かに5割弱の248万人が非正規。でも、このうち在学中の人数は115万人。つまり学生バイトです。これを除くと非正規雇用は133万人で、正規68.2%に対し、非正規は31.7%に下がる」

 実際、1994~2008年までの14年間で、大学生・院生は48万人も増加。人口が減り、大学生が増えれば当然、正規社員は減る。そもそも「昔から25歳までの非正規数は多かった」と氏は言う。

「現在25~34歳の正社員は916万人で、非正規は315万人ですが、その人たちの10年前を見ると、正社員が454万人で非正規は239万人。つまり今の非正規の人も10年後には正規雇用になっている可能性があるんです

 そう考えると、若年非正規は言われるほどの問題ではない!? 

 海老原氏はさらに「若年だけでなく、日本全体でも正社員が減っているとよく騒ぎますね。これも似た構造です」とも指摘。15~65歳の生産年齢人口が'96年以降、猛烈な勢いで減少しているのだ。そのせいで、正社員も1998年をピークに減少に転じたという。

「生産年齢人口がまったく同じ8178万人だった'84年と'07年を比較すると、正社員数は1984年が3333万人、2007年は3441万人と、つまり108万人(3.2%)も増加しています。ただこの間に、非正規社員は、1128万人も増えている。つまり、『正社員を減らして非正規社員を増やした』のではなく、『正社員も増えたが、非正規社員のほうがもっと増えた』というのが正解です

 さらに、'03年の製造業への派遣解禁で「正社員を派遣社員に置き換えた」という論調もバッサリ。

「元々製造業は自社従業員ではなく、製造請負会社という『外部の従業員』を大量に抱えていましたが、解禁によって『請負企業の正社員』から『派遣社員』へ雇用形態のみ変更され、正社員減少に繋がった。この見せかけの正社員減少だけで40万人にもなります


こうして数字を上げて説明されると、説得力ありますねぇ・・・。
そういえば、私の勤める会社なんかでも、『大学院卒業』の学生が入社してくる。
私が入社した頃には、工業高校卒業の同期が多く居て、その中には役員になり、関連会社の社長になった人もいる。学歴としては中卒の管理職も居たなぁ。

で、『大学院卒の新入社員』を見てみると、昔の『大学院卒新入社員』とはかなり出来が違うと思うんだよな。
そもそも、『大学院に進む人』ってのが、昔と比べて圧倒的に多いんだよな。
そーすると、それが当たり前になってしまって、昔より年を取った、何も知らない新入社員が入ってくる、と。

>「『1994年~2008年の14年間で15~24歳の正社員が300万人も減った』と言われていますが、そもそも総人口を比較すると573万人も減少していますからね

『母数』を隠して『分子』だけ声高に叫んでアピールするのは、マスコミの得意技なんだろうな。


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