再起動。（自分の事ですがｗ）
暫らく出かけておりました。出かけた先は、奈良の吉野と、京都の西陣。
今、平城遷都1300年で色々イベントをやってますね。
歴史上、長期にわたって公開されることの無かった蔵王権現像が、夜、薄暗い堂内で開帳されるという事は、歴史上初めての試みだとか。
これは、行かねばなりますまい。
残念な事は、当然中は撮影禁止。真っ暗な蔵王堂の外観もロクに撮影も出来ず・・・
HPからこの画像を。（クリックでHPに飛ぶはず）
さて、19時50分に宿のワンボックスで蔵王堂に。順番に並んで（私は先頭です）中に案内されます。
全員（100名だとか）が中に入ったところで、お堂の扉が閉められます。
その瞬間、蔵王権現がライトアップされて、その迫力満点の姿が目前に。
役の行者が蔵王権現を感得した時も、このような感じだったのかというような演出です。
後は、後法楽。そして、焼香。
僧侶の方の法楽が終わった後、『内陣に一歩だけ』入る事が許され、間近で蔵王権現様と対面です。
遠近感を考慮してか、頭が異常に大きく作られているようにも見えますが、やはりこれは凄い・・・
しかしね。一つだけこの夜間拝観には問題があるね。
夜の8時から9時まで。旅館では食事を済ませた後の拝観です。
酒臭い息を吐きながら拝観してる連中ってのは、反則じゃねーのか？
『金払ってるんだから良いだろ』ってか？違うだろ。
なんつーか、この辺に今の『個人主義のはき違え』ってのを感じるわけです。
『内陣に一歩だけ入る事が許された』時にも、一歩入って座ったおじさんが、座った姿勢でどんどん前に進んで行き、僧侶の方にたしなめられてたけれども。僧侶の方が黙ってたら、私が引きずり出しに行こうと思ってたんだが・・・
『葷酒山門に入るを許さず』これ、当然の決まりだと思うんだけどなぁ。
（『ニンニク等の匂いの強い食べ物や、酒を飲んで山門に入ってはならない』の意）
そんな風なこともありつつ・・・
本当に良いものを見させてもらいました。
ってか、この日本最大の秘仏・・・
最近、よく開帳されてるな、おい。
僧侶の方に質問して聞きだしたところでは、400年前に作られたのだが、先にお像を作って、その後厨子を作っているので、外に運び出す事は出来ないのだそうで。
だから、修理も出来ないのだとか。
これまで400年間、殆ど空けられることが無かったので、色が綺麗に残っているとの事ですが、最近頻繁に開帳してるんで、大丈夫なのかと思った次第です。
よい物を見させていただきました。合掌です。
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