中国での、人の命の重みは・・・

以前、中国による東トルキスタン』への弾圧について記事にしました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/moai33jp/13822801.html

中国では、この『東トルキスタン』以外にも、人権を蹂躙する活動を行っているようで・・・


中国の人権蹂躙映像が世界へ 亡命少年僧ら射殺
http://www.sankei.co.jp/news/061022/kok003.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061022-00000000-san-int
 【北京=福島香織】9月末に中国チベット自治区とネパールの国境近くで亡命を試みたチベット尼僧(25)や少年僧(15)らが、中国の国境警備隊の銃撃を受け少なくとも2人が死亡した事件の映像が世界中で放映され、国際社会を騒然とさせている。

 北京五輪を控え、「和諧(わかい)(調和のとれた)社会」構築という胡錦濤政権が提唱する“理想”の陰で行われている中国の人権蹂躙(じゅうりん)国連難民高等弁務官事務所UNHCR)も調査を開始、米国などが非難の声を上げ始めている。

 映像はルーマニアの登山家、セルゲイ氏が偶然撮影したものルーマニア民放局が14日に放映。その後、日本を含む各国でも放映され、米国の動画投稿サイト「ユーチューブ」などインターネットの映像配信で世界中を駆け巡っている。

 現場はエベレストに近いチョオーユー峰のベースキャンプから見渡せる氷河。映像は9月30日早朝、氷河の上を1列に並んでネパール国境のナンパラ峠に向かって歩いている約30人の行列を見下ろすように撮影されている。警告発砲音が響いた後、次の発砲音で先頭の尼僧が倒れた。カメラは銃を構える中国兵士の姿、続く発砲で行列の最後尾の少年僧が倒れる様子、倒れた人を抱き上げる兵士の姿をとらえ、目撃した登山家の「犬のように撃ち殺された」というコメントが流れる。

 セルゲイ氏がテレビのインタビューに答えたところによると、一行はチベット仏教徒でダライ・ラマ14世に会うために亡命を敢行した。セルゲイ氏は兵士の襲撃を逃れた亡命者を助け、食料や衣類を分け与えたという。

 この事件について12日に中国当局は、兵士が違法越境者に対し引き返すように説得したものの、「(抵抗したため)発砲した。正当防衛だ」との公式見解を発表。1人が死亡、2人が負傷したとしている。

 しかし、映像が公開されたことで、亡命者の約半分が6~10歳の子供で、無防備な状態を背後から銃撃されたことが判明。チベットの難民組織など複数の人権団体の情報を総合すると、亡命者は全部で73人で、ネパールにたどりついたのは43人。そのほかは子供を中心に相当数が当局に拘束されているという。



尼僧と少年だけの、無抵抗な亡命者を無造作に射殺する。
射殺する側の兵士は、どのような気持ちで引き金を引いたのか・・・

人として、大事な部分が欠落しているのではないか

しかし、この事件でも、いろんなことが見えてくるような気がします・・・


○中国政府は、亡命者に神経を尖らせている。
 たとえそれが女性と子供で構成された集団であっても、射殺を命じるほど・・・
○中国政府の発表は、全く信用できない。
 事実関係を把握する能力が欠落しているのか、それとも事実なんてどうでも良いと思っているのか。

そして・・・

○中国では、人の命の重みは、紙切れのように軽い・・・



今回の映像は見ていませんが、世界中に『中国がどんな国か』知らせるきっかけになるかも知れませんね・・・


追加情報:『こかげ』さんより動画の紹介がありました。↓
http://www.youtube.com/watch?v=hXC5RxhZUYw