本日、某私鉄の車内にて。

ちょっと出かけておりまして、その帰りのこと。

電車に乗って、座っておりましたら、隣に5歳くらいの子供と、その子供を連れたご婦人。
年齢的に、私より明らかに年上でしたから、おばあちゃんなんでしょう。

その子供が、靴をはいたまま、いすの上に乗って遊んでいる。

子供に注意するよりは、一緒に連れている大人に声をかけるべきだろう、と。
一応、丁寧な言葉遣いで、こう話しかけました。


私:『座席の上に上がる時は、靴を脱ぐように仰ったらいかがですか』

ご婦人:『はぁっ?あ、はいはい。』


はいはいと言うだけで、何もしない・・・(--;)

私:『あの、私の話、聞こえましたか?』

ご婦人:『わかってますって!』

私:『もしわかっているなら、靴を脱がせるなりなさったらどうでしょうか』

ご婦人:
『うるさいっ!!わかってるって言ってるでしょ!!』

と、大声を上げる・・・

私:『座席の上に靴で上がって、注意されたらうるさいんですか。ずいぶん非常識な方ですね』

その時、私とそのご婦人の間に、子供連れの夫婦が座ったので、後はほっといたのです。

3駅ほど乗ったでしょうか。その子供と、ご婦人が立ち上がり、電車を降りる様子。なんだか、こっちを横目でじっと見ている。

視線に気がついて、『何ですかこの人は?』と、真正面から見据える私。

あまりにも必死に、こっちを睨んでいるのが可笑しくて、不思議と笑がこみ上げてきた私・・・

必死に横目で睨むおばさん。そうして人を見下すような態度で、心の平安を取り戻そうとしているのか。
『しかし、何だあの髪型は?大阪のベテラン漫才師に似ているな・・・かしまし娘か。つーかあの体型で横縞のシャツは・・・』
等と思っていると、ますます可笑しくなって来る。・・・いかん、腹筋が痛くなってきた。笑ってしまう・・・


限界を感じた頃、電車の扉が開く。

その時、おばさんの口がこう動いた。

(孫に向かって)『ほら、バーカって言いなさい』


いや、久しぶりに、ホンモノを見せてもらいました(笑)

しかし、あんな人のもとで育った、マルコメ君みたいな孫は・・・

やはり、あんな大人になってしまうのか子供が育つ環境ってのは大事なものでございますな。


後、一つ実感した事。





馬鹿の捨て台詞は、全く届かない。

あのおばさんは、これまで一体どんな生き方をしてきたのだろうか。ま、人事ですがね。