中国でもやはりニートが問題なようで。

急激な経済発展を遂げていると言われている中国ですが、求職者が非常に多いという事はあまり知られて無いようです。
中国では、大学を卒業した学生が正規の雇用につける割合が非常に低く、社会問題になっているとか。
そして、農村からの出稼ぎの人たちも、職に付く事が出来ず、ホームレス状態で都会に滞在している。
日本の格差社会何か甘いもんだと言うような気がします。

その中国で、やはりこんな問題が出ているようで。



ニートが1200万人を突破、社会不安の要因になるとの指摘も―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071226-00000018-rcdc-cn
2007年12月、中国青少年研究センター、中国人民大学人口発展研究センターは共同で報告書「中国青年人口発展状況研究報告」を発表した。同報告書によれば、2005年時点で16歳から35歳の3.62%、1216万人がいわゆるニートNEET)になっているという。新華社が伝えた。

同報告書によるとニートは3つの類型に分けることが出来るという。第一に「鉄飯碗(鉄のお茶碗、食いっぱぐれないことを意味する)」の終身雇用時代が終わり、中国では転職が一般的になっているが、就職情報の不足もあって離職した後、一定期間無職となっている者。第二に海外留学や大学院受験の準備をしている者。そして最後に労働意欲がなかったり、好条件を求めて就業を拒否している者となる(日本で3番目のカテゴリーだけをニートと呼ぶことが多い)。

離職率が高い中国では企業が社員を教育する意識が弱いと言われており、青年期にキャリアを積めなければ将来の就職はますます厳しくなる一方。1000万人を超えるニートは今後社会不安の要因になる可能性も指摘されている。



ちょっとこの記事の分類はおかしいような気がするな。

そもそも、ニートって・・・



ニート
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
ニートNEET)とは英国政府が労働政策上の人口の分類として定義した言葉で「Not in Education, Employment or Training」の略語であり、日本語訳は「教育を受けず、労働をおこなわず、職業訓練もしていない人」となる。


上の記事の三つの分類と当てはめてみると・・・

>第一に「鉄飯碗(鉄のお茶碗、食いっぱぐれないことを意味する)」の終身雇用時代が終わり、中国では転職が一般的になっているが、就職情報の不足もあって離職した後、一定期間無職となっている者。

これは、教育を受けていて、職に就こうという意思はあるが、職が見つからない状態って事かな。


>第二に海外留学や大学院受験の準備をしている者。

これも、教育を受けようとしている意思があるわけで、ニートには分類されないような気がする。


そして最後に労働意欲がなかったり、好条件を求めて就業を拒否している者となる


これが日本で言うところのニートなんだろうな。
ただ、日本との違いは・・・



日本のニートよりも、明らかに転落の速度は速いだろうという事か。

中国じゃ社会保障制度ってのはほとんど機能していないように思えるし。

私の身近なところでも、中国での事業では人材の確保が本当に難しいという事だと聞きます。
求人を出せば人は集まるけれども、使える人材は非常に少ない。その数少ない『使える』人材も『経験を積んだらすぐに転職をしてしまう』従って、いつまでもメンバーのスキルが上がらない。。。

街には職の無い人があふれている。大学を卒業した学生は就職先を見つけられない。彼らは、海外に出て、日本やアメリカなどの会社に就職することを夢見ていたりする・・・

果たして、本当に中国は発展しているのかね。


本当に中国の経済が発展しているのならば・・・



就職難が起きるというような状態は発生しないと思うんだけどな。

この記事の統計データも2005年のもの。2007年も終わろうとしている時に2年前のデータが記事になるのはどういう事なのか。現在は2005年よりも改善している可能性もあるけど・・・

ま、確実に言えることは・・・



オリンピックが終わる頃、メッキも剥がれるのではないかと。

ま、そんな感じかな。



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