安岡正篤師曰く。
安岡正篤師曰く。 |
政治の四患 |
政治について古来から言われている四患-四つの病弊がある。 |
第一は偽りである。 |
うそ、いつわりは小事ではすぐわかるが、社会、公共のことになると段々真偽が紛らわしくなる。 |
第二は私である。 |
昔は政界に出ることは私産を失うのが常識であった。今は自分の為に、公を假(かり)ることが平気である。 |
第三は放である。 |
無軌道、放埓、無礼、無責任などである。礼儀も道徳も、秩序も法律も無視して、自由と権利の下、勝手放題やって省みない。 |
第四は奢である。 |
放と同じく一度味をしめると、容易に節約の生活に戻れない。文明は生活の利便を高めたが、それと共に恐ろしく奢侈(しゃし)にした。 |
この四患を救わねば治まるものではないが、これを巧みに操って政権の打倒を計るのが左翼勢力だ。 |
<<政治の四患、引用終わり>> |
福田さんが政権を放り出し、現在自民党の総裁選挙が行われています。アメリカの証券会社、リーマンブラザーズの破綻など世界経済の危機が叫ばれている中、『総裁選挙を行っている場合だろうか』そう思います。しかし、こればっかりは福田さんが辞めちゃったんだからしょうがない。 |
しかし・・・ |
総裁選挙の話題の次には『総選挙だ』などという話ってのはどうなんだと思うわけですよ。 |
世界恐慌が起こるかもしれないといわれている時、『さらに政治空白を続ける』ことのリスクは考ていないのだろうか、と。 |
これこそが・・・ |
>この四患を救わねば治まるものではないが、これを巧みに操って政権の打倒を計るのが左翼勢力だ。 |
まさに、この言葉が示しているのでは無いかと。 |