ただの馬鹿か、それとも裏があるのか・・・

一昨日くらいに、ホメオパシーという民間療法についての記事を見かけました。
前から耳にしては居たんだけれども、『何とかレメディ』とかってヤツなんですかね。
ずいぶん前に、健康法として勧められた事がありました。
 
なんでも、人間にとって害を及ぼす物質を、薄めて薄めて、とんでもなく薄めて・・・
その物質が事実上存在しないようになるまで薄めて。そうしますと、その物質の性質『水(あるいは溶媒)』が記憶する、と。
 
で、その『害の有る物質の記憶を持った水』を投与する事で、病を治そうというものだそうで。
 
まあね、私も技術屋さんな訳で。この手の話ってのは、信用するに値しないと思ってます
まあ、極めて微小の世界で何かが起こるって事も、可能性としてはありますわね。
水道から出てくるお水。これ、成分はと言うと、99.99%以上水(H2O)でしょうな。
で、その水の味ってのを、人は美味いとか不味いとか言ってるでしょ。ホンの僅かな不純物に対して反応してる、と。
人の体は、それほど正確なセンサーを持っている、と。
 
方や、工業用に作られる『超純水』ってのがあります。この『超純水』って、口にした人は少ないでしょうけども。
美味しそうに思えるでしょうね。でも、すんごく、不味いんですわ
そんで、『超純水』っていわれる状態になると、普通の水とは性質が変わるんですわ。
普通の水よりも、『不純物を取り込みやすい』って事でしょうかな。
水ってのは、あんまりピュアな状態では安定しない物質なんでしょうかね。精密なものの洗浄には、純水が使われますわね。
 
だから、『超純水』を使えば、普通の水には取り込まれにくい物でも、取り込むことは出来る、と。
 
この手の話、胡散臭い民間療法の理屈に使われるかもしれませんな~要注意ですな。
 
一昨日見かけたのは、こんな記事。


ホメオパシー、学術会議が否定=「根拠なく荒唐無稽」と談話
8月24日19時42分配信 時事通信

 日本学術会議は24日、最近広まっているとされる療法「ホメオパシー」について、「科学的に明確に否定されている。治療に使用することは厳に慎むべき行為」との金沢一郎会長(皇室医務主管)名の談話を発表した。
 ホメオパシーは、健康な人間に投与するとある症状を引き起こす物質を患者にごく少量投与することにより、似た症状の病気を治すという療法。植物や鉱物などを入れてかくはんした水を極めて薄く希釈、砂糖の玉に染み込ませて与えるなどする。
 国内では、医療関係者の間でも一部で使用が広がっているとされる。中には、頭蓋(ずがい)内出血防止に有効なビタミンK2シロップの代わりとしてホメオパシー治療を受けた乳児が死亡し、親と助産師の間で訴訟に発展したケースもある。
 談話は、ホメオパシーについて「科学的根拠がなく、荒唐無稽(むけい)。今のうちに排除しなければ、『自然に近い安全で有効な治療』という誤解が広がり、深刻な事態に陥ることが懸念される」としている。 


 
自然に近い療法って、言うけれどもねぇ。自然に近ければ安全かって言うとそういうわけじゃないでしょ?
自然界には、人間にとって明らかな毒ってのは一杯有るわけですからねぇ。
今日、何気なくテレビ見てましたら、ホメオパシーの専門家の方でしょうか、次のような発言してましたっけ。
 
『ヨーロッパを中心に200年以上続いてきた療法だ。意味が無ければここまで続く事は無いだろう』
 
だから、認めろってか?(^^;)
『中国4千年の歴史を持つ食事だから、健康に良いアルよ』
って言ってるのと変わりませんな。
大体、ホメオパシーってのがそんなに画期的な治療法ならば、西洋医学の発達は必要なかっただろうが?
 
時期を同じくして薬剤師達も声を上げているようで。


薬剤師会もホメオパシー否定=「安全上重大な問題」
8月26日18時12分配信 時事通信

 日本学術会議の金沢一郎会長が代替医療の一種ホメオパシーを全面否定する談話を発表したことを受け、日本薬剤師会(児玉孝会長)は26日、「効能・効果が確認されていない『医薬品類似物』が医療現場で使用されることは、安全な医薬品使用を確保する観点から極めて重大な問題」とし、医療従事者は実施を厳に慎むべきだとのコメントを発表した。
 ホメオパシーは、ある物質を入れた水を極端に薄め、砂糖玉にしみこませて用いる“療法“で、会長談話は「科学的根拠がなく荒唐無稽(むけい)」としている。 


まあ、毒にも薬にもならないって言う意味じゃ、『**を薄めた水で、貴方の病気に効果があるかも』って与えれば、プラシーボ効果くらいはあるのかも知れんけどね
それだけを信じて、他の治療を受けないようにしちゃ害しかないだろうな。
そんなホメオパシー治療について、厚生労働相の長妻氏は意外な反応をしてるようで。
 


厚労相ホメオパシー効果調べる 研究班組織へ
47ニュース2010/8/25

 長妻昭厚生労働相は25日、日本学術会議の金沢一郎会長が「ホメオパシー」と呼ばれる代替医療の効果を否定する談話を発表したことを受け「本当に効果があるのかないのか、厚労省で研究していく」と述べた。視察先の横浜市内で記者団に語った。
 同省は医学者らによる研究班を組織し、近くホメオパシーを含む代替医療に関するデータ集めを始める。
 ホメオパシーは植物や動物、鉱物などを希釈した水を染み込ませた砂糖玉を飲む療法だが、24日に出された会長談話は「(これに頼ることで)確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性がある」と警告した。推進団体は談話に反発している。


 
いや、長妻さんよ。そんな事調べてる場合か?
データなんか、最初に発表した学術会議のデータでも見せてもらえ。
ホメオパシー推進の人たちは、検証に耐えうるデータなど持っていないだろうし。
つーか、検証自体ムダだと思うし。
そんな事よりも、長妻さんよ。年金問題はもう解決したのか?
散々大見得切ってた年金問題やら、後期高齢者医療制度やら。
やるべき事は山積みだろ?
そう思ってたら、思い出したことがある・・・
そういえば、鳩山=ルーピー=由紀夫代替療法』を使って医療費の削減をとか言ってたっけ。
 


2008/06/01
鳩山幹事長本多平直衆院埼玉県第12区総支部長と街頭で訴え
民主党HP 


 鳩山由紀夫幹事長は1日午後、埼玉県行田市内と熊谷市内で、本多平直・埼玉12区総支部長)と共に、国民の皆さんの暮らしを守る民主党の政策を街頭で訴えた。
 本多総支部長は「税金のムダ遣いをなくす仕事をさせてほしい」と主張、5月15日に菅直人代表代行らと行った関東地方整備局の視察に基づき、同局のタクシー券使用に関して、ムダ遣いが疑われる問題を詳しく説明した。また「安心できる日本をもう一度作りたい」として、年金制度改革と医療の問題へかける熱意を述べた。
 鳩山幹事長は、本多総支部長が日本の政治を変えるために必要な即戦力の人材であると紹介。また、170円という1日からのガソリン価格上昇について「信じられない値段になりつつある」と所感を述べた上、暫定税率をもう一度廃止する法案を出して、国民の皆さんのご意見を伺いながら世論をふまえて議論する考えをもっているとした。
 後期高齢者医療制度の問題点にも言及し、社会保障費の削減という官僚の発想を自公政権が取り入れた結果ではないかと提起。まず国民の皆さんの生活を守りながら財政再建の道を探ることこそが政治家には求められるはずだと主張し、「まず制度を廃止し、その後皆さんと一緒に考えていこう」と呼びかけた。
 医療費削減については、西洋医学東洋医学の知恵をミックスさせて、予防と治療との双方を重視した医療制度に育てていく考えを示した。後期高齢者医療制度のように、一部へしわ寄せさせるのではなく、皆で協力するあり方を求め、財源確保と健康維持の視点からタバコ税の引き上げにも言及した。
 鳩山幹事長は、政権交代を遂げて今までの官僚任せの政治から本当の意味で国民の皆さんの暮らしを守る政治へ変えようと訴え、民主党への支持を求めた。


そういえば、この頃は暫定税率の引き下げでガソリンを安くするとか言ってたっけか。
政権とっても全く実現して無いな。
そして、代替治療に熱心なのは、鳩嫁の影響だったのか?
あほらし。
 
代替療法ガンを治す前に、ラクル★韓直人を治せっての。
 
 
 
(*あくまでも個人の感想です)
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